タイガー刻印製作所 > 焼印オリジナル > 初心者でも簡単!焼印の使い方を徹底解説【木製・革・食品への焼き付け方法】
焼印を使ってみたいけど、何から始めたらいいかわからない・・・。初心者の方でも簡単に理解できるように、焼印の基本的な使い方から、木製、革、食品への焼き付け方法まで、徹底的に解説します。電気式と直火式、それぞれの焼印の特徴や使い方、素材に合わせた焼き加減のコツ、そして失敗した時の対処法まで、網羅的に解説しています。
例えば、木材に焼き付ける際、焼き加減の調整や焦げ付きを防ぐ方法、革に焼き付ける際の注意点や仕上げ方法、食品に安全に焼き付けるためのポイントなど、素材別の具体的な方法を解説します。
焼印でオリジナル作品を作りたい方、お店で焼印を活用したい方、ぜひこの記事を参考にしてください。
焼印を使う前に、必要な道具を揃え、素材に合わせた準備をしましょう。しっかりと準備をすることで、より綺麗に、安全に焼印を押すことができます。
焼印には大きく分けて電気式と直火式があります。それぞれの特徴を理解し、用途に合った種類を選びましょう。
電気式焼印は、コンセントに繋いで使用するタイプの焼印です。温度調節が容易で、一定の温度を保つことができるため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。また、様々なワット数を用意していますので、印面のサイズやお客様の用途に合わせて適性なワット数のコテをお勧めいたします。タイガー刻印の電気式焼印はこちらをご確認ください。
直火式焼印は、ガスコンロやバーナーなどの直火で加熱して使用するタイプの焼印です。電気式に比べて短時間で高温にすることができるため、単品に押す場合や、電気ごてでは熱しきれないような大きなサイズの焼印を使用する場合に適しています。タイガー刻印の直火式焼印はこちらをご確認ください。
焼印の種類によって必要な道具が異なります。電気式と直火式それぞれの場合に必要な道具を確認しましょう。
焼印を押す素材によって、準備するものが異なります。木材、革、食品それぞれの場合の準備を確認しましょう。
木材は、表面を綺麗に研磨し、平らな状態にしておくことが重要です。ささくれや凹凸があると、綺麗に焼印が押せません。また、焼印を押す前に、試し押しをすることで、焼き加減や圧力を確認することができます。木材の種類によって、適切な温度や焼き時間が異なるため、事前に確認しておきましょう。
革への焼き印はヌメ革などに押すことをお勧めいたします。色が染めてある革は焼印を押しても綺麗に発色しないことがあります。黒く染めてある革は焼き印を押しても焼き色は付かずに凹むだけになります。薄い革の場合は縮んだり丸まったりすることがありますので1.5mmから2mm以上の厚みのヌメ革がお勧めです。押す前に端切れなどで試し押しをしてからお使いください。
食品に焼印を押す場合は、衛生面に特に注意する必要があります。焼印は清潔な状態を保ち、食品に直接触れる部分は、食品衛生法に適合した素材を選びましょう。(材質についてはご相談ください。適切な素材をお勧めいたします)また、食品の種類によって適切な温度と時間が異なるため、事前に確認することが重要です。焼印の温度の上げ過ぎに注意しましょう。温度が高すぎると食品の中の水分が焼き印の熱で反発して綺麗に押せない場合があります。白く抜けてしまう現象は水蒸気の反発です。
焼印は、電気式と直火式の2種類があり、それぞれ使い方に違いがあります。素材によって適切な焼印の種類と使い方が異なるため、しっかりと理解しておきましょう。
電気式焼印は、温度調節が容易で初心者にも扱いやすいのが特徴です。コンセントに差し込むだけで使える手軽さも魅力です。
使用する素材に合わせて適切な温度に設定し、予熱を行います。木材は350℃以上、革は250℃から300℃、食品は300℃~400℃が目安です。この温度を計測するのは専用の温度計が必要ですので、コントローラーの目盛でおおよその調節をしてください。タイガー刻印の焼印を参考に、適切な温度設定のできる焼印を選びましょう。温度設定が低いと綺麗に焼き印が押せず、高すぎると焦げてしまうため、温度計などで確認しコントローラーの使い方は別途ご説明させてさせていただきます。タイガー刻印へお問い合わせください。
焼き付け時間は素材の厚さや種類、設定温度によって異なります。木材や革はギューーと押して終わり、あまり長い時間は押しません。食品は1~2秒ぐらいですが強く押し付けてはいけません。表面に触れる程度から少しだけ押す程度です。押し時に食品に含まれている水蒸気が出ますのでそれが逃げられるようにそっと押します。ギュッと押してしまうと白抜けの原因になります。焼き付けが浅すぎる場合は時間を延長し、焦げ付きそうになったら時間を短縮します。圧力は均一にかけることが重要です。力を入れすぎると素材が変形したり、焼印がずれたりする可能性があります。軽く押し付けるようにしましょう。
焼き付け後は、焼印を素材から離し、自然に冷まします。冷却中は触らないように注意しましょう。
直火式焼印は、ガスコンロやバーナーで加熱して使用します。電気式に比べて高温で焼き付けることができるため、深い焼き印をつけることができます。野外でコンセントが無い場所などで使うときなど。真鍮製の焼き印は800℃が融点ですので、長時間焚火の中に入れっぱなしにすると溶けてしまうことがありますので注意してください。
ガスコンロやバーナーを使用して焼印を加熱します。焼印全体が均一に温まるように注意しましょう。アウトドア用のコンロも使用可能です。加熱しすぎると焼印が変形したり、素材が焦げ付いたりする可能性があります。温度管理に注意が必要です。真っ赤になるまで焼いたら焼き過ぎです。こまめに試し押しをして焼き色の付き具合を見ましょう。
焼き付け時間と圧力は、電気式焼印と同様に素材の厚さや種類、温度によって調整します。直火式焼印は高温になるため、焼き付け時間は短時間で済みます。 圧力は均一にかけることが重要です。素材に押し付ける際は、水平に保ち、均等な力で押しましょう。
焼き付け後は、焼印を素材から離し、自然に冷まします。直火式焼印は使用後に煤や汚れが付着しやすいため、こまめなメンテナンスが必要です。付属の真鍮ブラシで汚れを落とし、油を塗って保管することで錆を防ぎます。また、金属磨きを使用して定期的に磨くことで、焼印を綺麗な状態に保つことができます。
木材に焼印を押すことで、オリジナルの木製品やクラフト作品を作ることができます。温かみのある風合いを活かした、世界に一つだけの作品づくりに挑戦してみましょう。
木材の種類によって、焼印の仕上がりや適した焼印の種類が異なります。一般的に、密度が高く硬い木材は綺麗に焼印が入りやすく、柔らかい木材は焦げ付きやすい傾向があります。
上記以外にも様々な木材に焼印を押すことができます。初めての場合は、練習用の木材で試してみるのがおすすめです。
木札(お祭りで使う喧嘩札等)木材に捺す際の適度な温度は?350度から400度です。これより温度を上げすぎると、焦げ広がりで潰れる原因となります。
【NG:焦げてしまっている】
温度の上げすぎ、押しつけ過ぎは真っ黒になってしまいます
【適温で押すと綺麗に押す事が出来ます】
適温で押すと綺麗に押す事が出来ます
電気式焼印の場合は、温度と時間を調整することで焼き加減をコントロールします。直火式焼印の場合は、加熱時間と押し付ける時間で調整します。薄い焼き色を付ける場合は短時間、濃い焼き色を付ける場合は長めに焼き付けます。まずは低い温度や短い時間から試し、徐々に調整していくのがおすすめです。
焦げ付きを防ぐためには、焼き付ける前に木材の表面を軽く湿らせる方法が有効です。また、焼印を押し付ける時間を一定にすることも重要です。焦げ付きが気になる場合は、サンドペーパーで軽く研磨することで修正できます。
焼印を押した後は、ニスやオイルなどを塗って仕上げることで、作品を保護し、より美しく見せることができます。仕上げ材の種類によって仕上がりの風合いが変わるため、作品のイメージに合わせて選びましょう。
綿や麻などの自然素材の布にも焼き印が押せます。和紙やクラフト紙にも焼き印が押せます。
革への焼印は、オリジナルのアイテムを作成する人気のカスタマイズ方法です。バッグ、財布、ベルト、キーホルダーなど、様々な革製品に個性的なデザインを施すことができます。しかし、革は繊細な素材であるため、適切な方法で焼印を行わないと、素材を傷つけたり、仕上がりが悪くなってしまう可能性があります。この章では、革への焼印の基本的な使い方から、綺麗に仕上げるためのコツ、失敗した時の対処法まで、詳しく解説します。
革には様々な種類があり、それぞれ特性が異なります。焼印に適した革の種類と、それぞれの革に適した焼印の温度や圧力について理解しておくことが重要です。ヌメ革、サドルレザー、オイルレザーなど、それぞれに適した焼印の方法があります。
革の種類によって適切な焼印温度や圧力が異なるため、事前にテストピースで試すことをおすすめします。焦げ付きや変色を防ぎ、理想的な仕上がりを得るために、革の専門店などで革の種類ごとの特性を学ぶのも良いでしょう。
革に綺麗に焼印を焼き付けるには、いくつかのコツがあります。温度、圧力、時間などを適切に調整することで、美しい仕上がりを実現できます。
革の種類や厚さによって、適切な焼き加減は異なります。薄手の革は低温で短時間、厚手の革は高温で長時間焼き付ける必要があります。また、焼印の温度が高すぎると、革が焦げ付いてしまう可能性があるので注意が必要です。温度計付きの焼印を使用することで、温度管理がしやすくなります。
焼印後、革の表面を保護するために、レザークリームやオイルを塗布することをおすすめします。これにより、革の乾燥やひび割れを防ぎ、美しい状態を長く保つことができます。また、定期的にブラッシングを行うことで、革の表面の汚れを落とし、艶を保つことができます。適切なメンテナンスを行うことで、焼印した革製品を長く愛用することができます。
焼印は、食品にロゴや模様を焼き付けて、オリジナリティあふれる商品を作るのに最適なツールです。安全に正しく使用することで、印象的な仕上がりを実現できます。この章では、食品への焼印の使い方を詳しく解説します。
焼印は様々な食品に使用できますが、特に適しているのは、表面が平らで、適度な硬さを持つ食品です。以下に例を挙げます。
水分が多い食品や、柔らかすぎる食品は、焼印が綺麗に押せない場合があるので注意が必要です。例えば、豆腐やこんにゃくなどは、焼印に適していません。
食品に焼印を使用する際は、衛生面と安全面に特に注意を払う必要があります。
食品に焼印を綺麗に焼き付けるには、温度と時間の調整が重要です。以下に、食品別の焼き方のポイントをまとめました。
上記はあくまで目安です。使用する焼印や食品の状態によって、最適な温度と時間は異なります。事前にテスト焼きを行い、調整することをおすすめします。
パンに捺す際の適度な温度は?350度から400度です。焼き印の温度の上げ過ぎは食品内部に含まれる水分が瞬間の高温によって水蒸気を発生させて印と食品の密着が出来なくなります。それによって白飛びの原因になります。弊社の食品用焼印は、印面に特殊な加工を施して温度の上げ過ぎによる白飛びを防ぐように工夫してあります。
【NG:色が白く抜けている】
印面の温度を上げすぎると、上記のようにパンに含まれた水分が反発し、上手く焼き付かず、色が白く抜けてしまいます。
【OK:色がしっかりと付いている】
一方、丁度良い温度で押すと上記のような感じに白く抜ける事なくしっかりと焼き付きます。
焼印についてよくある質問をまとめました。焼印選びや使い方、メンテナンスなどで困ったときは、こちらを参考にしてください。
焼印がうまく押せない原因はいくつか考えられます。下記の表を確認し、問題点を探してみましょう。
それでもうまくいかない場合は、お気軽に弊社にお問い合わせください。
木材や革に焼印を押した後の手入れ方法について説明します。
木材の場合、焼印後の手入れは基本的に不要です。ただし、屋外で使用する場合は、防腐剤やニスなどを塗布することで、劣化を防ぐことができます。木材の種類によっては、オイルやワックスを塗布することで、より美しい仕上がりになります。
革の場合、焼印後に保革油を塗布することで、革の乾燥やひび割れを防ぎ、長く使い続けることができます。保革油は、革製品専門店やホームセンターなどで購入できます。革の種類に合った保革油を選び、使用方法を守って使用しましょう。
焼印の使い方を、木製、革、食品への焼き付け方法に分けて解説しました。焼印には電気式と直火式があり、それぞれに特徴があります。電気式は温度調節が容易で初心者にも扱いやすい一方、直火式は温度調整が難しいですが、短時間で高温にできるため、大きな焼印や深い焼き付けに適しています。素材によって適した焼印の種類や焼き加減、下準備が異なるため、それぞれの手順をしっかり確認することが重要です。焦げ付きを防ぐには、適切な温度と時間で焼き付けること、練習用の木材で試し押しをすることが有効です。焼印後のメンテナンスも忘れずに行い、長く愛用してください。焼印を使うことで、オリジナルグッズの作成や食品のデコレーションなど、様々なアレンジを楽しむことができます。ぜひこの記事を参考に、焼印に挑戦してみてください。
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■手書きデータの場合・OKのデータ白黒のコントラストがハッキリしていて、線の手ぶれも最小限のもの。道具:ボールペン等、黒色がハッキリと出るもの・NGのデータぼやけて不鮮明だったり、サイズが小さい&鉛筆書きの線がハッキリしないもの。この様なデータですと折角お送りいただいていも、彫刻データに起こすことが難しいです。